人生読本~20代からの読書日記~: 「俳優修業 第一部」スタニスラフスキイ/山田肇 訳

2016年5月17日火曜日

「俳優修業 第一部」スタニスラフスキイ/山田肇 訳

 
書名俳優修業 第一部
著者スタニスラフスキイ/山田肇
価格
…2500円+税

付箋だらけやん・・・

「システム」のスタニスラフスキイ氏による著書、「俳優修業 第一部」!

「システム」というのは演技法のひとつみたいなもので、あんまり詳しく書くとどこかから怒られそう(そもそも書けない)なので書きませんが、この本はその内容が小説のような形式で著されたものです。


ある演技レッスンにおいて、青年コスチャが演出家トルツォフのもとで学友と共に演技の勉強をする形で物語が進みます。

レッスンなのでコスチャは初日からやらかしまくります。演技面でもさることながらまず人として若干だらしないので単純に遅刻したり、よそから仕入れた知識で講師のトルツォフにかみついたりetc…

でもそうやって成長していく生徒達の姿を見て、やはり学ぶべきものは大きいなぁと思いましたねー。

あと手触りが好き。古い本なので印刷した文字が少し盛り上がってて触ると文章が自己主張してきます。物理的に。


・・・これただの感想だな(笑)

古い本なので言葉遣いが難しかったりロシア人の名前がわかりにくかったりと多少とっつきにくい印象はありましたが、レッスンとともに内容も進むのでそれほど読みにくくはなかったです。

演劇関係者なら、特に演技者なら一度は読んでおきたい本の一冊だと思います。



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