人生読本~20代からの読書日記~: 「稼ぐが勝ち」 堀江 貴文著

2017年7月25日火曜日

「稼ぐが勝ち」 堀江 貴文著

今回の本はこちら。


●書名・・・稼ぐが勝ち~ゼロから100億、ボクのやり方~
●著者・・・堀江 貴文

ホリエモンこと堀江貴文さんの、2005年に出された本です。

なかなか刺激的なタイトルからわかるようにお金について、特にお金に対する考え方について書かれています。

堀江さんは今でも年に何冊も本を出していますが、そのすべてに共通する考え方みたいなものは、この「稼ぐが勝ち」にもすでに表れています。


堀江さんはこの本の中で当時の時点での様々な未来を予想してビジネスをしているのですが、10年以上経った現在から振り返るとそれらは驚くほど当たっています。

たとえば、当時すでにインターネットは一般に普及し始めていましたが、それでも今のように大半の人がスマホをもってネット環境に接続していたわけではありません。

それでもいずれはインターネットも空気のように日常にありふれたものとなり、そこを軸にビジネスは変化しているととらえています。

テレビや家庭用ゲームも、一般化するネット環境の中でどんどん動画サイトやソーシャルゲームにとって代わられています。

そういう未来に気づければ、世の中にフロンティアと言われる場所はまだまだあり、その数だけビジネスチャンスが眠っているのです。


しかしビジネスチャンスがどうとかいうと、機会を狙って楽して稼ぐみたいな印象もありますが堀江さんが言っているのはそういうことではありません。

この本の中で堀江さんは、ビジネスをやるには「気合と根性」が重要だと言っています。

とにかく気合と根性でモノをひとつ売る。

ひとつでも売れることでそれが小さな成功体験として積み重なり、いずれビジネスを成功させるのです。

この辺は堀江さんの別著「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」にも通じる考え方ですが、とにかく基本(営業して物を売る)に忠実に繰り返すことが成功への道だと説いています。


この本が出たのは10年以上前(2005年)ですが、今読むとまさに今書かれたのではないかと思うほど書かれた通りの社会になりつつあります。

ということは今の堀江さんにはすでに10年後の未来が見えているのかもしれません。


堀江さんの意図するところではないでしょうが、この「稼ぐが勝ち」は今読むといかに自分が”今”にとらわれているかを知ることができる不思議な一冊、そして示唆に富んだ一冊です。





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