●書名・・・仕事が速い人ほど無駄な時間を使わない!超速片づけ仕事術
●著者・・・美崎 栄一郎
モノは”使用頻度”で管理し、”in”と”out”のバランスをとる
日々働いているとついついデスクの上が散らかってしまうという経験は誰にもあると思います。
しかし片付けのために長い時間を確保することも難しい。
そもそも片付けるために長い時間を使うようでは、忙しくなればまたすぐもとの散らかった状態に戻ってしまいます。
このような状況を回避し常に片付いた状態を実現するためには、そこにあるモノを”使用頻度”によって順位付けし位置を決めて管理し、その場所に入ってくるモノ(in)と出ていくモノ(out)のバランスをとることが重要です。
散らかるのは”in”が”out”を超えているから
そもそもモノが溢れ返って散らかってしまうのは、”in=入ってくるモノ”の数が”out=出ていくモノ”の数を上回っていることが原因です。
これは具体的な物に限らず仕事の案件などのコトも一緒で、いつも忙しそうにしている割になかなか成果が上がらない人というのは”in”が”out”を上回っているために仕事をさばききれない状態になっていることが多々あります。
これを解決するためには”in”と”out”のバランスをとり、最終的には”out”が”in”を超えるようにしてモノを減らすサイクルに入ることが必要です。
①よく使うモノ、②たまに使うモノ、③使うかもしれないモノ に分ける
例えばデスクの上を片付ける場合、紙袋などを用意しパソコンや電話等確実に必要な物以外をすべてそこに入れてしまいます。
そして実際に仕事で使っていく中で、それぞれの物を
①よく使うモノ
②たまに使うモノ
③使うかもしれないモノ
の三種類に分別します。
分別したらまずこの中で③使うかもしれないモノを捨ててしまいます。
そうしてから①よく使うモノは机上に残し、②たまに使うモノは引き出しにしまいます。
こうすることで机上には①よく使うモノしか残らないはずなので、今後の仕事でデスクを効率的に使っていくことができるのです。
まとめ
何も対策をしなければモノはすぐに増えてしまいます。
だからこそ様々な工夫を重ねて常に”out”が”in”を上回るような仕組みづくりをしておくことで、常に整理され快適な職場環境を維持することができるのです。
この本では他にも書類や名刺の管理の仕方やパソコン上のデータ、スマホのアプリ等の管理の仕方も説明しています。
また使用頻度で分けやすい引き出しの使い方や作業が効率的になるデスク上の物の位置の決め方のように具体的な例も載っているので、読んで実践することで是非その効果を体感してください。
とにかくよく使うモノだけを残し、使わないものは捨てる。
こうして”in”と”out”のバランスをとることが、整理された環境を維持し仕事の効率を上げることにつながるのです。
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