人生読本~20代からの読書日記~: 読書術
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2018年4月5日木曜日

AmazonのPrime Reading(プライムリーディング)で本を読みました

Prime Reading:Amazonプライムの利用料金だけで、多くの本を読みまくれる


先日AmazonのPrime Readingというサービスを利用してみました。

このブログを始めた頃は紙の本を読んで記事を書いていたのですが、徐々に保管場所がなくなってきたこともあり最近はほとんどAmazonのkindleを利用して電子書籍で読んでいます。

他にも日常生活でAmazonを使う機会が多いので有料会員制度であるAmazonプライムを利用しているのですが、最近になって「Prime Reading」というサービスが増えていることに気が付きました。

このサービス、なんとプライム会員であれば数多くの本・漫画・雑誌などが読み放題というもの。

気にはなってる本だけどどうも決心がつかなくて購入は迷ってる…なんて本があるときはとても便利なサービスですので、今日はちょっとこの「Prime Reading」について書いていこうと思います。


Amazonプライムが便利すぎる


読書日記というこのブログの趣旨からは少し離れてしまうかもしれませんが、「Prime Reading」の前提としてAmazonプライムについて簡単に説明したいと思います。

ご存知の方も多いと思いますがAmazonプライムとは通販会社のAmazonにおける有料会員のことで、このプライム会員であるというだけで数多くのサービスを受けることができます。

具体的には
  • Amazon.co.jpが発送する商品の通常配送料が無料
  • 当日お急ぎ便が無料(朝注文した商品がその日の夜には届く)
  • 日時指定便が無料
  • プライムビデオにあるテレビ番組や映画が見放題
  • プライムミュージックにある音楽が聴き放題
などなど、ほかにもいっぱいあるのですがとにかくやたらめったら無料や何とか放題のサービスが充実。

このサービス群の中に様々な本が読み放題となる「Prime Reading」が追加されたわけです。





1ヶ月に一冊漫画買うくらいならAmazonプライムの方が断然安い


Amazonプライムのひと月ごとの料金は月額プランなら1ヶ月400円なのですが、年額プランで利用すると一年間で3900円になります。

これを12ヶ月で割ると…なんと1ヶ月325円!

例えば月に一冊でも5~600円くらいの漫画本買うくらいなら、1ヶ月325円のプライム会員料金を支払い「Prime Reading」で漫画を読んだ方が圧倒的に安くなるのです。
(もちろん一冊1500円前後のビジネス書なんて言わずもがなです)

しかもこれ、ただ本を読むだけの値段じゃないんです。

上記の通りプライム会員になると様々なサービスを受けることができるので、この325円にはその値段も含まれることになります。

例えばプライムビデオで多くのテレビ番組や映画が見放題。

僕は漫画や図表が多い本を読むためにFire HD 8 タブレットを持っているのですが、同じAmazonの商品なのでプライムビデオもスムーズに視聴することが出来大変重宝しています。


また、通常の商品を通販で購入するときの配送料。

これもプライム会員なら多くの場合通常配送料が無料になります。

しかも当日お急ぎ便や日時指定便も無料になるので、商品を注文した時に何も操作しなくても到着予定がその日の夜になっていたりします。


配送料に関しては4月4日現在、ついにAmazonから値上げの発表がありました。

"有料会員でない"場合、代金が2000円未満の商品の配送料はこれまで350円でしたが、これが400円に値上がりします。

値上げする前からではありますが、月に一回以上Amazonで何か買い物をする方でしたらプライム会員になって月額利用料を支払った方が75円も安くなります。

そしてこの差は注文する回数が多ければ多いほど開いていきます。


ここまで書いてきてAmazonがなぜこの料金の安さでこれだけのサービスを提供しているのが正直全く理解できませんが(いや囲い込みなのはわかってますがそれにしたって安すぎる感)、とにかくなるべくコストをかけずに多くの本を読もうとすると非常に便利なサービスなのです。


2つの定額読み放題:「Kindle Unlimited」 と 「Prime Reading」


Amazonにおける定額読み放題サービスだとPrime Readingの他にKindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)というのがあります。

こちらのサービスでもkindleを利用して多くの本を読むことができるのですが、個人的にはやはりPrime Readingをお勧めします。

理由は、Kindle Unlimitedでは本を読むこと"しか"できないからです。

Prime Readingならそもそもプライム会員になっているので、ほかのさまざまなサービスを利用することが出来ます。

読書という観点からみても、もし紙の本が欲しくなった時に配送料が無料になるのでコストを抑えることが出来ます。

つまり、少なくともkindleで本を読むほど普段からAmazonを利用するのであればサクッとプライム会員になりPrime Readingを利用した方が全体的にもろもろ安く済むのです。

Kindle Unlimitedは、どうしてもPrime Readingに読みたい本がないなど、次善の策として考えておいた方が良いでしょう。


まずは1ヶ月の無料お試し期間


見出しがそれこそ深夜のテレビ通販みたいになってしまいましたが…(笑)

Prime Reading、というかAmazonのプライム会員は最初の1ヶ月を無料で利用することが出来ます。

この期間はプライム会員特典をすべて通常の会員と同じように利用することができるので、もちろんPrime Readingも利用することが出来ます。

もし継続的に利用するつもりがなくても読み放題の本の中にどうしても読みたい本があれば、この無料お試し期間の範囲だけで読んでしまうというのもかなりコスパの良い方法です。

ただし注意しなくてはいけないのは、無料体験登録後はそのままにしておくと1ヶ月後に自動で有料会員に移行してしまうということです。

有料会員になったところで年間プランなら月額325円なので大したことはありませんが、それでも気になるという場合は期日をしっかり把握しておき、それより前に自動延長を無効にする設定をしておきましょう。


まとめ


僕は普段kindleの電子書籍端末で読書しているのでPrime Readingも読みやすいのですが、「本は絶対"紙"派!!」という方にもAmazonプライムの会員になること自体は上記配送料などの観点から非常にお勧めです。

代金2000円未満の商品の配送料値上げにしても、新書やビジネス書でさえだいたい800円~1500円前後なのですから、片っ端から該当してしまいます。

たとえ一冊50円の値上げに過ぎないとしても、現代の読書は量をこなすことで効果を発揮するものが多いですから積もり積もればかなり大きな損失になります。

「知らなかった」というだけで知識も懐も貧しくなってはたまりません。

最初の無料体験期間だけでも試してみて、ぜひその便利さを体感してみてください。



P.S.

僕自身のPrime Readingでは現在「10倍ラクして成果を上げる 完全自動のExcel術」を読んでいるところです。

これでこれまで全くよくわかっていなかったエクセルの"マクロ"というやつを勉強しようと思います。




2017年6月5日月曜日

「僕らが毎日やっている最強の読み方」池上 彰 佐藤 優著


今回の本はこちら。




●書名・・・僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

●著者・・・池上 彰 佐藤 優




池上彰さんは元NHKの記者・キャスターであり現在はフリーのジャーナリスト。

佐藤優さんは元外務省主任分析官であり現在は作家として活動されています。



現代日本の“知の巨人”ともいえるようなお二人が、普段どのように様々な情報を読み解いているかという技術を対談形式で余すところなく公開しているのがこの「最強の読み方」です。



新聞・書籍・ネットなどからいかに情報を集めるか、またいかにそれらに惑わされない力を付けるのか。



これらは現代に生きるすべての人にとって、必要な能力なのです。





① 世の中で起きていることを「知る」には新聞がベースになり、世の中で起きていることを「理解する」には書籍がベースになる




今の世の中を知るための基本的かつ最良のツールは、やはり新聞です。

世の中のあらゆる側面をざっと把握することができるという「一覧性」において、新聞に勝るメディアはありません。



速報性という意味ではいまやネットが勝っている部分もありますが、それらネットの記事も結局新聞などの「一次情報」を利用した「二次情報」であることが多いため、やはり情報を知るための新聞の重要性はいまだに高いままなのです。





新聞をしっかり読めば「何が起きているか」を知ることができますが、しかしそれだけでは「なぜそうなったのか」「その背景にあるものは何か」まで理解することはできません。



ここで重要になってくるのが書籍です。



新聞で知る情報を理解するにはすべての土台となる基礎知識が必要であり、それは書籍を読まないと養うことができないのです。



池上彰さんも基本的には「新聞で日々のニュースの全体をとらえ、気になるテーマがあれば書籍で深堀していく」スタイルだそうです。





② いまの時代にインプットの時間を確保するには、あえて「ネット断ち」や「スマホ断ち」をする必要がある




ネットにも有益な情報はありますが、それでもインターネットを使っている限り「ネットサーフィンの誘惑」は常に存在しています。



ネットサーフィンの良くない点は、時間の浪費に加えて、そこで観た情報がほとんど記憶に残らないことがあげられます。

ただでさえ時間の限られてる毎日にこんなことで時間を浪費していては、インプットの効率は悪くなる一方です。



そうならないためにも、なんでもネットにつながりつつある現代ではある程度の意識的な「ネット断ち」や「スマホ断ち」が必要になってくるのです。



電車内などを見まわしてみてもいまやほとんどの人がスマホを操作しているか居眠りしているかですが、例えばそこで読書をすることでインプットの時間が継続的に増えることになります。





また最近では電子書籍もかなり広まってきましたが、ここでも注意が必要です。



電子書籍はスマホやタブレット端末でも読むことができますが、それらはやはり「ネットサーフィンの誘惑」がありますし、メールやメッセージの受信のお知らせなどでどうしても集中力をそがれてしまいます。



読書に集中するためにも、やはり電子書籍は専用端末で読む方が効率がいいのです。





今の時代、簡単にはネットにつながらない、その不自由さが、逆に知的強化にはメリットになるのです。





③ 発見したタネ本は内容がきちんと理解できるまで何度も読み込むと、それがそのジャンルに関する基礎知識になります




興味を持ったジャンルを理解するために何冊か本を読むと、徐々にそれら関連書籍の元になっている「タネ本(基本書)」がわかってきます。



このタネ本をしっかり読み込むことで、そのジャンルの基礎知識を身につけることができるのです。



もちろん後発の本の方が補足情報があったり読みやすかったりしますが、それでもやはりタネ本の方が情報の密度は一番濃いものです。



こうしたタネ本をしっかり読み込み基礎知識を養い、それから日々の情報や後発の本などで自分の中の情報をアップデートしていけば、その分野への理解は格段に深まります。



また同様に現代の様々な考え方の元になっているそれぞれの古典作品を読むことも、社会を理解する手助けになります。




まとめ




この本のなかでも何度も説かれていることですが、世の中のことを「知る」ために新聞・雑誌・ネットなどから情報を得る必要がありますが、それらをちゃんと読みこなすためには書籍を読んで世の中のことを「理解する」必要があります。



こうした書籍による基礎知識があるからこそ、大量の情報を読みこなしたり、怪しい情報に騙されることを防ぐことができます。





この本は主にビジネスパーソンに向けて書かれた本ではありますが、溢れるほどの情報がある現代においてはどんな人でもこれらの読みこなすスキルは必須です。



佐藤優さんの言葉で印象的だったのが「知識は、生き残るための武器であり、かつ「防具」にもなる」というもの。



この「最強の読み方」に書かれていることを実践し自身の読み方を強化することで、確実に世の中への見方が変わることでしょう。



お二人とも他に多くの著書を出しているので、まずはそこから読み始めてもいいかもしれません。




関連書籍記事
「わかりやすく〈伝える〉技術」池上 彰著

2017年5月7日日曜日

「「深読み」読書術」白取 春彦著

今回の本はこちら。

 


●著者・・・白取 春彦



本を読むということはほとんど誰にでもできることですが、どの程度まで読み解けるかは人によってさまざまです。

浅い読み方しかできないと、内容を誤って理解したりその本の主張に自分が飲み込まれてしまうことにもつながります。


この『「深読み」読書術』は、いかに本を読むか、どうやって“深く”読み表現されていることの向こう側まで読み取る力を付けるかについて書かれています。


本を読み思考力を磨くことで、さらに深く読み取ることができるのです。



① わたしたちはあらかじめ言葉を知っておいてから、言葉を使ったり本を読んだりするわけではない



私たちは日常的に言葉を使い他人と会話をしているので、無意識のうちに“自分は言葉を知っている”と思っています。

しかし本当にそうなのでしょうか?


人は、自分以外の誰かが言葉を使っているのを経験することでのみその言葉の使い方を知ることができます。

ちょうど子供が親の話す言葉を聞いて言葉を覚えるようなものです。


同じく、本を読むことにも「言葉を知る」という効果があります


このように自分の言葉とは周りの環境からの強い影響を受けているものです。

この影響力を悪用しているわかりやすい例が、不良少年グループやカルト宗教。

彼らは“仲間内でしか通じない新しい意味で”ある言葉を使ったり独自の造語を使うことで自分たちのつながりや歪んだ論理をより強固なものにします。


これに対し本は、ある程度の知識人によって書かれ、編集者など複数人の“文章と言葉のプロ”にチェックされるのでよほどのことがない限りかなりまともな言葉を読むことができます。


正しい言葉遣いと論理で構成された本を読むことで、自分の中の言葉を矯正する効果があるのです。



② 表現の裏にどんな驚きや気持ちがあるのかを感じ取れてはじめて、新しい推理が可能になる



“読書”とは極端に言えば“本に書いてある文字を読む”ことですが、しかし書いてある文字の意味をそのまま受け取るだけでは、その文章の真の意味には気づくことができません。


日本の神話が書かれている「古事記」には

「豊葦原水穂國」

という言葉が出てきます。これは日本の美称とされているのですが、葦や稲穂が生い茂るということで特に“水の豊かさ”が強調されています。


これを文字通り読むと「昔の日本人は自分の国をこう呼んでいたのかなぁ」くらいにしか思いませんが、これに対し解剖学者の養老孟司さんは


「これは、カラカラに乾燥した、大陸の自然を知る人の表現に違いない。(中略)もともと日本という土地に土着していれば、こうした表現で、自分の国土を表すはずがない。そうした自然状況こそが、むしろ前提だからである。」


と、むしろ日本とは異なった環境の土地から来た人が書いたのだろうと推理しました。

もちろんそんなことは書かれてはいないのですが、その書かれていないことを「読み取った」のです。

これが読み取りであり、洞察力です。


そして読み取りとはいわゆる「行間を読む」ということです。


ビジネス書などのことばかり書いていると忘れられてるかもしれませんが僕も俳優(!)なので、この「行間を読む」ということは台本を読むときに常に直面する問題です。


読み取る力が欠けていたり、また使われている言葉の正確な意味を知らないまま読んでしまったりするとその文章の“含まれる意味”に気づかず、誤読してしまう恐れがあるのです。



③ 現代は現代からのみで成り立っているわけではなく、古典世界を新しく再現している部分がとても多い



現代の映画や音楽などでも、聖書や古事記などの古典からアイデアを拾っているもとはとても多いです。

言葉や習慣も古典から影響を受けているものが多数あります。


なので、それらの古典を読むことで日常にある様々な物への理解が飛躍的に高まります。



古典はその多くが非常に読みにくい書かれ方をしてあり、量も多く厚いので読むのにも躊躇してしまうかもしれません。


しかしそこで一度古典を読むことができれば、自分の中でやり抜く力や思考力が磨かれていくのです。


また古典を読むことで、現代の自分たちが思い悩んでいることを数世紀前の人たちがすでにかなり深くまで考え抜いていたなんてことにも気づくことがあり、実は現代の自分たちの方が古臭い考え方に凝り固まっているのではないか、と疑問を持つことも出来るのです。


そして古典を読むことの何よりの効用は、断片的な知識や経験による想像から生じてくる偏見がぐっと減少し、正しく物を見る目が養われるということです。



まとめ



本を読むということは、新たな視点でものを見るということです。


本を読むことで思考力が磨かれ、内面が豊かになります。

本を読まないことで、偏見に満ちた誤ったものの見方をしてしまいます。


そういう読書を繰り返すことで、自分の“読み取り力”は磨かれていきます。


また、読み取り力を土台から育てるのは想像力。

想像力をたくましくするには、日常のいちいちの事柄に全身でまじめに取り組む生活を送ることです。


つまり、

“書物は机の上で理解されるのではない。生活の中から理解される”

ということです。

2016年7月24日日曜日

「頭は「本の読み方」で磨かれる」茂木健一郎著




●書名・・・頭は「本の読み方」で磨かれる
●著者・・・茂木 健一郎
●価格・・・1300円+税


今回は著名な脳科学者、茂木健一郎さんの本です。


タイトルからもわかるように本を読むことについての本なのですが、読んでみると茂木さんご本人がいかに本や読書が好きかということが伝わってくるような感情溢れる内容になっています。
もちろん専門である脳科学者としての見地から様々な論説や科学的な現象も交えて書かれていますが、一冊通して茂木さんの本への愛が感じられます。


それでは一部、僕が気になった箇所をご紹介します。


①読んだ本の数だけ、高いところから世界が見える。


本を読むとどんないいことがあるのかという質問に対して、茂木さんは「読んだ本の数だけ、高いところから世界が見える」と答えています。


これは読んだ本を足場に例えて、これまでに読んだ冊数を足場の高さ、読んだジャンルを足場の幅と見立て、そこから世界を俯瞰することができるということです。
様々な本を読むことでそれまでの自分だけの世界観からはわからなかった視点から世界を見ることができるようになるわけですね。


これを脳科学的に「脳の側頭連合野にデータが蓄積されていく」とも表現しています。
側頭連合野とはその人の経験をストックする場所だそうで、本を読むことで他人の経験や考え方を自分の経験として蓄積することができるのです。


こうして経験値を増やすことで、様々な視点から世界を見渡すことができるのです。
これまで偉大な発見をしてきた科学者や多くの作品を書いてきた作家なども、みなこのように「巨人の肩に乗って」新たなアイデアを思いついていったのです。


②好きなことにのめりこんでしまうことが、充実した学びを得られるいちばんの近道


茂木さんは子供のころ「蝶オタク」だったそうです。小学生の貴重なお小遣いを使ってマニアックな蝶の本などを買っているうちに徐々に関連する科学の本などにも興味が湧いてきて、そして次第に科学者への道を歩むようになったようです。


日本では「オタク」といえば陰気で人付き合いの苦手な異星人のように思われていることも少なくありません。最近ではすこし変わってきたかもしれませんが、それでもオタクでない人からは多少奇妙な姿に映っていると思います。


しかしオタクとはそういう奇異なものではなく、「好きなことにとことん情熱を注げる人」なのです。


この情熱というのが非常に大切で、楽しいことなら人間はどんどんのめりこみ、学ぶことも苦痛ではなくなるのです。


こうして情熱をもって楽しめることを学ぶことで、自分を輝かせることができるのです。


③言葉には経済価値がある


言われてみれば当然なのですが、いい文章はありとあらゆるスキルと比べても圧倒的なお金を生む力があります。種類は違えど世界中の人間のほぼ全員が言葉を使って生活しているのだから当たり前ですね。しかし当たり前だからこそ、忘れがちなことでもあります。


ここで言ういい文章を書くにはもちろんいわゆる「文章力」が必要なのですが、この文章力も様々ないい本を読むことで磨かれていきます。


最近ではこのブログのようにネットで文章を書いたり読んだりすることも多いと思いますが、ネットの文章ではやろうと思えば簡単にコピー&ペーストで切り貼りできます。
こうして文章を書けば効率的だし専門的な内容も簡単に書けるかもしれませんが、やはり自分の頭から文章を絞り出さなければ自分の文章力は磨かれません。


効率が悪くても負荷をかけへとへとになりながら文章を書くことで脳は喜び、成長していくのです。






この本の最後の章では茂木健一郎さんおすすめの本が10冊厳選されて紹介されています。
今後の読書の参考に、さらなる読書体験を広げていってはいかがでしょうか。





「結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方」茂木 健一郎著

2016年5月28日土曜日

「精神科医が教える 読んだら忘れない読書術」樺沢 紫苑 著




●書名・・・読んだら忘れない読書術
●著者・・・樺沢 紫苑
●価格・・・1500円+税


読んだら忘れない読書術。是非覚えたいですねぇ。


この本は精神科医である著者が専門家、また日々40万人に情報を発信し続ける「SNSの超プロ」という観点から読書について書かれた本です。


読書に対する重要な考え方やいくつも具体的な読書術が書かれているのですが、その中から僕が気になった3点をご紹介します。




①「できる奴」というのは、日頃から読書をして頭の中に「キッチンスタジアム」を構築している。



これだけだと何言ってんだって感じですが・・・


「キッチンスタジアム」というのをご存知でしょうか?
昔「料理の鉄人」という番組がやっていました。キッチンスタジアムという会場で各ジャンルの”料理の鉄人”という料理人たちと挑戦者が制限時間内に決められたテーマで料理を作りその腕を競うという内容で、当時子供だった僕も夢中になって観ていた記憶があります。
このキッチンスタジアムにはその時々のテーマに沿った多くの新鮮な食材や完璧な設備が用意されており、鉄人や挑戦者はそれらを使い制限時間内にいくつもの料理を作り上げます。


しかしもしこの会場に食材も設備もなければ、どんなに料理が上手な人でもまず食材の買い出しから始めなければなりません。それではとても制限時間内に料理をすべて作ることは不可能でしょう。


これと同じように大多数の「できない人」は、自分の頭の中に自分の仕事についてのキッチンスタジアム、つまり情報や方法論を用意していないため仕事が遅かったり瞬時に反応できなかったります。これに対して「できる奴」は日頃からさまざまな読書をし頭の中に自分専用のキッチンスタジアムを用意しているので、どんな仕事もそつなくこなし評価を上げていくのです。
このように読書をすることで自分の仕事に大きくプラスの影響を与えることができます。




②1週間に3回アウトプットすると記憶される。



記憶をするのに一番効果的な方法は、何事も反復することです。


しかしとかく情報が溢れ返っている社会において、人間の脳は入ってきた情報を選別し基本的にはどんどん忘れていくようプログラムされています。
脳が選別するにあたり記憶に残しておこうとする情報とは「よく利用される情報」「大きく感情が動いた情報」の2種類あるそうです。


そこで、反復です。


さまざまな脳研究によると1週間のうちで3~4回アウトプットすることでその情報は脳の中の仮置き場的な部位から保存する部位に移されるそうです。


つまり読書した内容を忘れないためには、読んだ後1週間で3回ほどアウトプットすれば記憶への定着率が高まるということです。


具体的には読んだ内容をメモしたり他人に本の内容を話したりこのブログのようにネットで公開したりと、さまざまな方法があります。


せっかくお金を出して買い、時間をかけて読むのですから、記憶にはしっかりととどめておきたいものです。




③読んだ本の感想をSNSに投稿する「ソーシャル読書術」



上記のアウトプットの一種なのですが、読んだ本の感想や気に入った個所の引用、名言などをTwitterやfacebookなどに投稿して公開する方法です。


このようにネットにアップすると、一人で読んでメモなどをしている時とは違い周りの人達から反応があったりして読書とはまた別の楽しさがあったりします。


この「楽しい」というのも非常に重要で、人間は基本的に楽しくないことはなかなか続けられません。その点このソーシャル読書術なら比較的手軽で楽しみながらやれるのでかなり習慣化しやすいと思います。それはつまり、継続的に忘れない読書術を行うことができるということです。
また上記でも少し触れましたが「大きく感情が動いた情報」というのも記憶に残りやすい情報の条件なので、楽しんでアウトプットしていればそれそのものが読書の内容をさらに忘れにくくしてくれるのです。






このようにこの「読んだら忘れない読書術」には具体的な読書術が数多く載っていて、どれも有用なものばかりです。




ただ僕は「なぜ精神科医が読書術の本など書いたのか?」という疑問を持っていました。
疑問というか、読書についての本として新たな切り口なのだろうくらいに思っていました。


しかし本文中で執筆の動機を見つけて、感動してしまいました。


それは


「病気にならない知識、病気の予防につながる知識、病気を治す方法を一人でも多くの人に知ってもらうために、読書を習慣にする人を増やし、日本人の読書量を増やすため」


だったのです。


最近の統計では日本人の約半分が、漫画や雑誌以外の読書をしないそうです。読む人でも1~2冊という人が34%ほどで、ここまでで日本人の約80%。
その数少ない読む本の中に健康に関する内容の本が選ばれる可能性はさらに低い。


このように普段あまり本を読まない人が病気になったときに急にその病気についての本を読むということはかなり難しいようです。なにしろ読書習慣がない上に緊急事態でいつも通りの思考もなかなかできない状況ですから。


実際自身の精神科で冊子を渡してもなかなか読んでもらえないそうです。


ただ読んで対処法がわかるだけでも人間のストレスは大幅に減少するそうなのですが、普段から読まない人はもちろんそんなことも知りません。


なのでその根本を改善するために読書術の本を書いた、ということのようです。


これに関しては僕ももちろん他人事じゃありませんし、今回この本を読んだことで改めて知ることができました。




この本は読書術の内容はもちろんですが、日本人をもっと健康にしたいという医師の想いがそのまま伝わってくるような、そんな強い力を持った一冊です。


2016年5月21日土曜日

「遅読家のための読書術」印南 敦史 著



●書名・・・遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
●
著者・・・印南 敦史
●価格
・・・1400円+税

遅読家、というとなかなか耳慣れない言葉ですが、帯にもある通りこの本の著者である印南さんはもともと1ページ読むのに5分10分かかってしまうかなりの遅読家だったそうです。

それが今では月に60本ほどのレビュー記事を書く書評家になったということで、この本では著者自身が遅読家を克服した様々な読書術や考え方が載っています。


そのなかからいくつか僕が気に入ったものをご紹介します。



①「音楽を聴くように本が読める」状態を作る・・・フロー・リーディング



従来の「知識を頭に貯蔵する」ストック型の読書が遅読家を生む一因になっていると印南さんは書かれています。本は一字一句しっかり読み、その考えのすべてを理解しようという「熟読の呪縛」によって世の「積ん読」が増えているようです。

これに対して、まるで音楽を聴くように「その本に書かれた内容が、自分の内部を”流れていく”ことに価値を見出す読書法」がフロー・リーディングです。



音楽ライターもなさっていた著者だからこその独特な考え方かもしれませんが、普段音楽を聴くときに一音一音正確に聞き取りすべてのメロディの意味を考えながら聴いている人はほとんどいないと思います。それと同じように読書も内容を体に流すこと自体を楽しむように読み、その中で特に印象に残った部分を大切にしていくような感じでしょうか。

このフロー・リーディングは膨大な情報量があふれている現代に適応した読み方なのだろうと思います。

このように少し気楽に考えることで読書へのハードルが下がり、最終的な読書量はかなり増やせそうです。



②読書は呼吸



これ、実は僕がこの本の中で一番気に入っている箇所なんです。

読書とは呼吸と同じで吸う(読む)だけでは苦しくて当たり前で吐く(書く等のアウトプット)も必要だというのです。

とにかく情報のあふれているこの時代、読んだ内容の全てを覚えようとしても大変なだけで、それなら外側に書き写してしまえばいい。それにそうすれば書き写したものがあるわけですからそもそも覚える必要もなくさらに読書のハードルが低くなり次が読みやすくなります。

これは今後もかなり大事にしたい考え方です。




③1ライン・サンプリング



というわけで②の吐く行為を具体的に行う一つの例が1ライン・サンプリングです。

A4
用紙を用意し、読書をしながらその紙に気になった箇所をどんどん書き写していきます。

僕も同じなのですが、著者は本に書き込みをしたりページの角を折ったりというのがあまり好きではないそうです。単純に本を汚すのが好きじゃないということと、200ページ近い本文の中に書き込みをしたところで結局忘れてしまうからだそうです。


その点この1ライン・サンプリングなら読んだ本のハイライト集がA4にまとまっているわけですから、後から読み返すのも大変楽になります。


このように人が基本的に物事を忘れてく生き物であることや情報過多な時代を背景に、具体的な読書術が数多く書かれています。

これを機に本を読むという行為をもう少し気楽に考え、多読に挑戦してみてもいいかもしれません。

きっと、いろんな情報に触れるスピードがこれまでと段違いになるはずです。

2016年5月18日水曜日

「大人のための読書の全技術」齋藤 孝 著



●書名…大人のための 読書の全技術
●
著者…齋藤 孝
●価格
…1500円+税

今回は、「声に出して読みたい日本語」などを書かれた齋藤孝さんの本です。

その名もずばり、「読書の全技術」。

タイトル通り、本を読むということについて様々な観点から書かれています。


大まかに分けると

●
読書を習慣化する
●
速読の技術
●
精読の技術
●
本選びの技術
●
アウトプットの技術

僕が特に印象に残ったのは「精読」と「アウトプット」でしょうか。

精読とはつまり一冊の本を詳しく、詳細に読み込むという作業です。
様々な方法があるのですが、その中でも「音読」の重要性が強く説かれています。

日本では昔から寺子屋で何度も行う教科書音読など、様々な場面で声に出して読んでいました。その方が内容を理解し易いようです。

確かに俳優という職業柄最終的には声に出して読む台本と、目で読むばかりの普段の読書では身体への入り方がだいぶ違う。

しかも舞台だと1ヶ月近く何度も何度も読みますからね(^_^;



次に「アウトプット」。

読書はインプットですから、そこで手に入れた知識をどこかに出すことによって自分自身の成長を促し、知識に価値をもたらします。

方法としては読んだことを実行したり、内容を人に話したりブログ等で説明したりetc.…


そう。


実はこの“人生読本”、この本でも書かれているアウトプットを実行したものなのです。


つまりこのブログも僕の読書の一環。

こういうことをすることでより内容への理解が深まり自分の力となるのです!!



…
なったらいいなぁ←


これを読んで読書の仕方ががらりとかわりました。

読書に仕方なんてあるのかと思うかもしれませんが、一度試してみると新たな世界が広がるかもしれません…(´ω`)