人生読本~20代からの読書日記~: 生き方
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2018年4月5日木曜日

「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」グレッグ・マキューン著

今回の本はこちら。



●書名・・・エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
●著者・・・グレッグ・マキューン


最近漫画版も出版された、ビジネス書の良書です。

インターネットやスマホの普及により人々が得られる情報は増えコミュニケーションの速度は格段に上がりましたが、そのスピード感の中で消耗し自分が今何をしているのかさえ把握しきれないほど忙しい人が続出しています。

この本ではそんな複雑で煩雑な多くの物事の中から本当に重要なものに自分の時間やエネルギーを集中して投資するための思考法、「エッセンシャル思考」を教えてくれます。


今、自分は正しいことに力を注いでいるか?


世の中にはありとあらゆる選択肢やチャンスが転がっています。

しかもその多くは魅力的なもので、実際に大きな結果がついてくるものも数多存在します。

目の前に現れたチャンスについ飛びついてしまいがちですが、本当にそれでいいのでしょうか?

たとえそのチャンスが魅力的なものだとしても、今の自分にとって本当に重要なものなのでしょうか?

多くの人は深く考えずチャンスに飛びつきます。
いや、本人は考えているつもりでも、それが目の前に現れてから考え始めては間に合いませんし、そもそも忙しすぎて深く考えるほどの時間がない場合がほとんどです。

そして人には様々な制限があります。

それは日々の時間だったり、自分のエネルギーの上限だったりします。

そもそもリソースの限界があるのですから、無駄なことに時間やエネルギーを浪費しないように常に自分が正しいことに自分の力を注いでいるかを意識しなくてはならないのです。


「全部手に入れよう、全部やろう」とするうちに、私たちは知らず知らず何かを失っている


それに、無数のことを全部やろうとすることには明確な、そして大きなデメリットもあります。


たとえば、100の方向に1cmずつ進むとします。

これではひとつひとつの向きには当然ですが1cmしか進めません。

しかしもし同じ時間とエネルギーをかけて、たった一つの方向に進んだらどうなるでしょうか。

これまで100方向分に進んでいたエネルギーを集めると100cm=1m分も進むことが可能になります。

これは仕事や作業も同じで、多くのことを並行してやろうとするとどうしても集中力が散漫になりますし、時間も少しずつしかかけることができません。

時間もかけず集中もできない仕事にいったいどれだけの成果が出るでしょうか?


そして僕たちの自分の仕事に対する想定はどうしても甘くなってしまいます。

つまり、何かを実行すると常に自分の予想より時間がかかってしまうのです。

これが100個の仕事それぞれに起これば時間やエネルギーの浪費はますます大きくなり成果は出なくなります。

様々なことを一緒にやろうとするのは、それだけ無駄も多くなるのです。


絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである


では、時間やエネルギーの無駄遣いをなくすためにはどうしたらいいでしょうか。

答えは単純。

本当に重要なこと以外をすべて切り捨て、その分のエネルギーを残った重要なことに振り分ければいいのです。

しかしプライベートな用事でも業務上のことでも、全く重要でないことというのは実はそんなにありません。

どれもそこそこ重要に感じられるから引き受けてしまうのです。

これこそが僕たちの時間やエネルギーを奪っていく元凶。


この"そこそこ重要な案件"をどんどん切り捨てるためにはどうしたらいいのでしょうか?


それは、「採用基準をとことん厳しくする」ことで可能になります。

というか、そうしなければ無理です。基準が甘いとどんどん浸食されます。

なんとなくやりたいことではなく、どうしてもやりたいことをやる。

どうしてもと言いきれないのならそもそも受け入れない。

これくらいやって初めて自分に考える時間的余裕が生まれるし、本当に重要なことを見極めることができるのです。


より少なく、しかしより良く


エッセンシャル思考とは多くの物事をうまいこと成し遂げる技術ではありません。

エッセンシャル思考とは本当に重要な数少ない物事について、最大限の成果を出せるように自分のリソースを効率的に配分する技術です。

より少なく、しかしより良く行うための思考法なのです。


またエッセンシャル思考とは何か問題が起きた時にその対処法として用いるような類のものではありません。

常日頃、普段の生活から「より少なく、しかしより良く」を実践することがエッセンシャル思考なのです。


本の中ではエッセンシャル思考を

  1. 見極める
  2. 捨てる
  3. しくみ化する

という三つに分けて説明しています。

これらの技術を習得することで僕たちは膨大な"重要じゃないこと"から解放され、"重要なこと"で最大の成果を継続して出す方法を身につけることができるのです。


この「エッセンシャル思考」は何を行うにしても絶対に必要な考え方で、かつ一番初めに習得することでその後の作業で成果が出やすくなります。

情報が溢れ、あらゆるチャンスに手が届く現代だからこそ、この本を読む価値は限りなく大きいのです。




関連書籍記事

2018年3月22日木曜日

「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」堀江 貴文著

今回の本はこちら。


●書名・・・本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方
●著者・・・堀江 貴文


ホリエモンこと堀江貴文さんの2015年の著書です。

堀江さんは他の著書でも"次々に行動すること"や"時間を最適化すること"の重要性を説いていますが、この「本音で生きる」では読者に対しそれらをより強力に主張しています。


他人に気を使って自分の人生をないがしろにするのはもったいない


この本は「本音で生きる」というタイトルですが、では逆に「本音では生きられない」とはどういうことでしょうか。

「本当は言いたいことがあるんだけど、嫌われたらいやだから言わない」
「こんなことしたら周りからどう思われるか気になるからやれない」

このように周りのことを気にしていたり

「やりたいことがあるけれど、時間がないからできない」
「自分にはきっと才能や素質がないからできない」

というように自分自身で制限を設けてしまうのも、自分の"本音"を自分で隠してしまうパターンです。

しかし。

はたしてこのように生きて、何かいいことがあるのでしょうか。

たとえ周りのことを気にしてその時は人間関係に波を立てずに済んだとしても、その時気になったことややりたいことを放置してはモヤモヤしたままです。

これでは、この後もずっとこのモヤモヤを引きずることになりいいことはありません。

自分にとって一番大事なのはまさに自分自身の人生のはず。

他人のことを気にしすぎて自分の人生をないがしろにするのは、とてももったいないことなのです。


この世で最も貴重な資源は時間


時間とは、いうなれば人生そのもの。

お金で時間を買うことはできませんが、時間をかければお金を稼ぐことは簡単です。
(間接的にお金で時間を短縮してほかのことに振り分けることはできますが、実際に自分の一日や寿命を延ばすことは不可能です)

しかし時間は、何かをしても"しなくても"自動的に流れ去ってしまいます。


一日は誰しも平等に24時間。

平均寿命も同じ国の人間なら大体同じです。

むしろ病気や事故で短くなることすら珍しくありません。

このように時間とは、有効に使えば何でもできる代わりに誰しも保有量に上限がある(そして増やすことはできない)とても貴重な資源なのです。

この最も貴重な資源を、他人に気を使ったり自分で言い訳することで無駄にしていいわけがありません。


時間を無駄にしないために必要なもの。

それが「本音で生きる」ことなのです。


何か無駄や面倒なことを見つけたら、それを解決する手段を考えることを習慣にしてしまう


時間の無駄をなくすためにはどうしたらいいか。

問題の種類によって解決策はそれぞれ異なるでしょうが、大事なのはその"解決策を考える"ということ。


何か面倒なことがあっても解決しようとせず仲間内でずっと愚痴を言っているような人たちがいますが、堀江さんはこういう人のことを「オヤジ」と呼んでいます(年齢は関係ありません)。

こういう「オヤジ」になるのは何としても避けなければなりませんし、原因をただ周りのせいにして何もしようとしなかったり言い訳をして行動しないのもいけません。

これではいつまでたっても自分の時間を最適化し、やりたいことをやることなどできません。

ここでもやはり「本音で生きる」ことが重要になってくるのです。


まとめ


人間とは社会的な生き物ですから、生きていくうえでどうしても他人という存在が必要になります。

しかしここでその他人の目ばかり気にして動けないといっていると、肝心の自分の人生をないがしろにすることになってしまいます。

そんな風に生きていては楽しくもないでしょう。

それに自分を犠牲にすれば、本来自分が周りに与えられるはずだった価値を与えることもできなくなり社会にとってもマイナスになってしまいます。


これからは個人が価値を発揮して生きていく時代。

周りの目を気にして行動するスピードを落としてしまってはいけません。

それぞれが自分の価値を発揮して、自分の人生をしっかり生きるためにも「本音で生きる」ことが必要なのです。




関連書籍記事
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2018年1月29日月曜日

「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」リンダ・グラットン著 池村 千秋訳

今回の本はこちら。



●書名・・・ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
●著者・・・リンダ・グラットン


これからの「良い未来」を選び取るために、我々は"働き方の3つのシフト"を行わなくてはならない


昨今のテクノロジーの進化や社会の発展には目を見張るものがあります。

しかし、この社会の変化に対しただ受け身の態勢でいたのでは、未来は暗く悪い方へと変化していってしまいます。

逆に良い未来に変化させていくためには、我々がこれまでの働き方をシフト、つまり変えていかなくてはなりません。

そのシフトとは

  1. ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
  2. 孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
  3. 大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

という、3つのシフトです。


ではなぜ、これらのシフトをする必要があるのでしょうか。


テクノロジーの進化や社会の変化により、未来の生活が変わっていく


未来が変化していく要因は主に5つあります。

  1. テクノロジーの進化
  2. グローバル化の進展
  3. 人口構成の変化と長寿化
  4. 社会の変化
  5. エネルギー・環境問題の深刻化

過去から現在に変化した時にもこの5つの要因は作用しましたが、今後はさらに早いスピードかつ世界規模で影響を及ぼしてきます。

例えば、テクノロジーの進化として最近ではインターネットの普及が大きなものですが、これによりグローバル化も進みましたし社会のスピード感が急に速くなりました。

また、エネルギー問題は世界の喫緊の課題ですし、今後の生活にも大きく影響してくるでしょう。

これらの要因により変化していく社会で、より良い未来を選び取るためには先に紹介した"働き方の3つのシフト"が必要になってきます。


同じ要因から別の未来が待っている


未来が変化していく要因からどんな結果が予想されるのでしょうか。

例えば将来テクノロジーの進化によりネット通信はより容易なものになり、AIによる言語の同時通訳も進むでしょう。

さらにエネルギーの枯渇により消費量が制限され、車や電車による移動もかなり高コストになると予想されます。

これらのことから未来では、家に居ながらにしてネットを通じ世界中の人と仕事をする人が増えていくでしょう。

これは簡単かつ低コストで世界中の専門家とコミュニティを作れる反面、下手をすると各個人の生活がとても孤独で寂しいものになる可能性もはらんでいます。

このようにいくつもある未来の可能性の中で、自らの意思で「良い未来」を選び取ることが重要になってきます。


まとめ


これからの社会はこれまでよりもさらに大きく変化していきます。

そして様々な可能性がある未来の中で「良い未来」を選び取るためには、「働き方の3つのシフト」が必要になってきます。
  1. ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
  2. 孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
  3. 大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
これらのシフトを主体的に行うことで、より「良い未来」を選ぶことが可能になります。


この「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」では、これら働き方の3つのシフトや未来が変化する5つの要因についてかなり詳細に書かれています。

また、この変化を含めたいくつもの未来を、2025年におけるいろんな国の架空の人物の生活を紹介することでわかりやすく説明しています。

架空といっても、どれも今の世界から続いた現実味のある予想ばかり。
自分のこれからの生活にも大いに参考になるものばかりです。


未来は誰の前にも広がっていますが、ただ漫然と迎えるだけではそこには暗い未来が待っています。

大事なのは選択肢をよく理解し、自分で主体的に選び取っていくこと。


この本はその主体性の重要性やいま世界で起こりつつある変化も理解しやすくなる、この時代の変わり目に必読の1冊です。



2018年1月21日日曜日

「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」ちきりん著

今回の本はこちら。



●書名・・・未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
●著者・・・ちきりん


ブロガーや文筆家として人気のちきりんさんによる、これからの働き方についての本です。

ちきりんさん自身はじめは証券会社で働いていて今はブロガーになっているように働き方を変えた1人ですが、これからは誰もがそういう"働き方を変える"可能性を考えて生きていく必要があるとこの本では書かれています。


職業人生は二回ある


従来の働き方では、例えば新卒でどこかの企業に就職し定年までそこで勤め上げ、老後は悠々自適に暮らす…というような、一生涯でひとつの場所で働き続けるというスタイルが主流でした。

しかしこれからの時代もこの従来型のスタイルが最適かというと、必ずしもそうではありません。

ならばいっそ最初から「職業人生は二回ある」と考え、どこかで働き方を変える選択肢を織り込んで働くことをちきりんさんは推奨しています。

ではなぜ従来型の"一生涯ひとつの場所で働き続ける"というスタイルが最適ではなくなったのでしょうか?


長寿化と社会の変化で「一生ひとつの仕事」は非現実的になった


医療技術の発達などから先進国を始めどの国でも寿命が延び、長寿化・高齢化が進んでいます。

それに伴い定年の時期が引き上げられたりはしていますが、それでも従来型の働き方ではいわゆる"老後"という期間が延びその分の生活費などもかさんでいきます。

しかしお金を稼ぐために単純に働く期間を延ばせるかというと、体力的にも衰えているのでそれもなかなか難しい。

70代になってから30代や40代の時と同じ仕事をフルタイムでやる…というのは、正直ほんの一握りの人にしかできないと思います。

そのうえ高齢まで働くほど、自由を期待した"老後"は短くなり、体力も衰えそのわずかな自由すら謳歌することが出来なくなるかもしれません。


またこれからの時代、どんな大企業であっても自分が定年退職するまで無事に存続しているかは保証できません。

自分の人生の大事な時に急に働いている企業が潰れたりリストラされ、予期せぬタイミングで途方に暮れるということもあながち他人事ではないのです。


このように"一生涯ひとつの場所で働き続ける"というスタイルが時代にそぐわなくなった今、もっと働き方を柔軟に考える重要性が増してきているのです。


大企業に所属することへの価値観も変わってきた


企業や社会だけでなく、働く人たちの心・価値観も変わってきました。

その企業で働きたいと思うのは当然その人にとってメリットがあるからですが、何をメリットとするのかは、時代と共に大きく変化してきているようです。

例えば昔から大企業で働きたいという人が多いのは、報酬が高かったり企業名によって周りからの評判が良かったり、企業として安定していて潰れにくいということにメリットを感じた人が多かったからです。

しかし最近では、

・いくら報酬が高くても拘束時間が長すぎる(自分の時間を優先したい)
・その企業を辞めたからといって周りからの評判が落ちるかといえば、必ずしもそうではない
・どんな企業も絶対安心ということはない

など、その人の求めることの優先順位が変わったり社会のイメージが変わったり、メリットそのものが確実なものでなくなったりしています。


このような人が増えている現代ではこれまでの"大企業"はそこまで魅力を感じる存在ではなくなり、逆により柔軟な働き方を認めている企業に人気が集まることもあるのです。


まとめ


社会はどんどん変化しています。

しかもその変化のスピードは年々加速し、ほんの少し未来のことを予測することすら本当に難しくなっています。

そんな時代に「一生ひとつの仕事」を続けるというのは、リスクも大きいしなにより"本当に続けられるのか"も誰にもわかりません。

だったら、最初から"途中で働き方を変える"と思って働き始めましょう。

二回目は一回目よりも多くのことを経験している分、きっとより良い働き方が出来るはずです。

別に二回に限らなくてもいいし、同じ仕事でも働くリズムを変えるなどやり方はいろいろあります。

大事なことは、自分がどういう風に働いていたいのか、自分で主体的に考えることです。

時代は進み、個人の選べる選択肢は増えました。


いまいちど、本当はどういう生き方を望んでいるのか、しっかり自分と向き合って考えていきましょう。




2017年6月12日月曜日

「自由な人生を手に入れる教科書」濱田 大輔著

今回の本はこちら。



●書名・・・お金 時間 場所 あらゆる束縛がなくなる 自由な人生を手に入れる教科書
●著者・・・濱田 大輔著
●価格・・・1000円→無料ダウンロード

このブログ初の電子書籍です。

この「自由な人生を手に入れる教科書」は、通常の就職以外の道(特にネットビジネス)で収入を得て、真に自由な生活を送ることについて書かれた本です。


著者の濱田大輔さんは”だいぽん”というハンドルネームでネット上で活動しています。

濱田さんご自身、もともとかなり借金のある過程で大学も休学しバイト三昧の日々を送っていたそうですが、ネットビジネスを始めてその収入のみでかなり稼げるようになり家の借金を返済。
そして自身がほとんど働かなくても自動で収入を得られる”仕組み”を構築し、現在は週休5日(!)くらいの”自由な”生活を送っているそうです。


本編は収入を得る仕組みについての考え方と、そもそも自由になる(自由を受け入れる)ための思考についての二部構成になっており、それぞれにまとめがついているので簡単に内容を振り返ることができる作りになっています。

本の中で濱田さんは”真に自由になるために必要な四つの要素”として

  1. 身体的自由
  2. 経済的自由
  3. 時間的自由
  4. 精神的自由
を挙げています。

これらを手に入れるためには、いったいどのようにすればいいのでしょうか。


① 時給の世界で戦っている限り、どれだけ頑張ったところで、たどり着けるのは小金持ちまで


どこか(または誰か)に雇われて働いている場合の収入とは時給の積み重ね(実際には月給でも時給換算は出来る)ですが、アルバイトではだいたい900円くらい。

給料が高いと言われている医師や弁護士でも1~3万円ほど。

コンサルティング会社として有名なマッキンゼーでは、時給8万円ほどになるそうです。


アルバイトとマッキンゼーでは100倍ほどもの差がありますが、それでも自分の「時間」と「労働力」という資源をお金に変えているという基本的な働き方は一緒です。

「時間」と「労働力」という資源をお金に変えているという基本的な働き方は一緒です。

「時間」と「労働力」という”商品”をお金に変える働き方をしている限り、一人が人生で稼ぐことのできる金額には限界があります。

しかもその収入を得るためには、自分の時間の大半を仕事に費やす必要があります。

そうやっていろんなものを我慢して必死に働いて、いざ自分の時間を持てるようになるのは退職した後。

退職した後の年老いた体では、冒頭で紹介した真の自由の要素のうち”身体的自由”を失っている可能性が高いです。

仮に退職後すぐは元気でも、その後10年同じように元気かといえば疑問ですね。


このような状況を打破するためには「自分の体から切り離せる、時間・労働力以外の商品」をそれぞれの人が手に入れる必要があります。

そうすることで初めて、自分の時間の限界を超えた金額を稼ぎうる可能性が生まれるのです。


② インターネットは「価値の拡散」を容易にする


「自由な人生を手に入れる教科書」では自分の時間・労働力以外の商品を売る際に、ネットビジネスでの起業を薦めています。

通常の起業だと、店や事務所を借りることから始まり維持費や備品も必要で軽く数百~数千万円はかかってしまいます。

しかしネットビジネスの場合、必要な初期投資はネット環境とパソコンくらい。数万円程度で用意できます。

また最初にお金がかかるものとして商品開発などもありますが、ネットビジネスの場合それすら必要ない方法もあります。

そして何よりインターネットでのビジネスの利点は、自分のお客さんになってくれる可能性のある人が「自分の近くの限定された地域」から「日本中の1億人」になることです。

収入を得るということはすべからく「価値を提供してその対価(お金)を受け取る」ということですから、価値を提供できる可能性のある相手(見込み客)が増えれば、それだけ大きな金額を稼ぐことも可能になるのです。


③ いちいち努力とか覚悟とかしなくても、価値観が変わって、自分が無意識に自由に繋がる選択や行動をとり続ける状態になれば、いずれ勝手に自由はやってくる


自由になるためにまず必要なのは「自由を受け入れる」という思考です。

もし「稼ぐ仕組みづくりは一部の天才にしかできないことで、自分には無縁だ」と思っていれば、それに関連した情報やチャンスを無意識のうちに拒絶してしまいます。

逆に心の底から自由になりたい、そして自由になることができると思っていれば、そういった情報が普段から目に飛び込んでくるようになるのです。

日々の暮らしに文句を言いながらも自由の少ないサラリーマンなどを続けている人たちの多くは、心の底ではそういう不自由な状態を良しとしてしまっているのです。


しかしこの時、「絶対自由になるために頑張るぞ!」と力みすぎてしまうのも問題です。

頑張っている状態というのは一時的には成果を上げやすくなったりしますが、常に”少し無理をしている”状態なのでいつか必ず電池切れを起こします。

そうならないためにも「頑張らなくても続く仕組み」や「そんなの当たり前だろ」と思えるほど自分に価値観を落とし込むなどすれば、その思考に沿って自然と行動が続きやすくなります。

結果として、いずれ成果にたどり着き自由になることができるのです。


スマホが普及しネットビジネスが比較的一般化した現在でも実際にやっているのはまだひと握り。
つまり、まだまだ成功するチャンスは多いのです。

また、単純労働がどんどん機械化されていくであろう今後の世界で、自分だけでお金を稼ぐスキルというのは確実に重要になってきます。

それでいてネットビジネスの敷居は低くなり、リスクもほぼ負わずにチャレンジすることができるようになってきているのです。

これをチャンスととらえて、個人の力で収入を得る仕組みを作り”自由な人生”を手に入れましょう。


著者自身ネットビジネスの一環として様々な媒体でこの本にあるような価値観を広めているのだと思いますが、それでも随所で過去の著者自身と同様に自由を求める人たちを何とかしてあげたいという思いが伝わってきます。

ブログなどもやっているようなので気になる方はチェックしてみると、また一段と深く「自由な人生を手に入れる教科書」が理解できるかもしれません。

だいぽんさんのブログ↓
アフィリエイトで一億円稼いで自由になった元皿洗いのブログ

「自由な人生を手に入れる教科書」無料ダウンロード↓
自由な人生を手に入れる教科書

2017年6月1日木曜日

「多動力」堀江 貴文著

今回の本はこちら。




●書名・・・多動力

●著者・・・堀江 貴文




ホリエモンこと堀江貴文さんによる、ある種の“新しい働き方”についての本です。

堀江さんはこれまでの多くの著書でも新しい時代の働き方について語られていましたが、今回はその中でも特に「多動力」にフォーカスした内容になっています。


「多動力」とは、いくつもの異なることを同時に行う力のことで、まさに数多くのプロジェクトを同時並行で進行している堀江さんを表現するのにふさわしい言葉です。



「多動力」のある人は次から次へと興味の対象が移ってしまい、これまでの社会では「一つのことに集中できない」という悪いイメージでとらえられてしまっていました。


しかしこれからは違います。


インターネットの発達によりあらゆるものがネットに繋がろうとしている現在では、そのつながりにより各業界ごとの“タテの壁”が溶けてなくなろうとしています。

これからはどの業界も、ライバルは同業他社だけではないのです。


そんな世の中では、様々なジャンルを横断する能力(興味)を持つ「多動力」の高い人が求められていきます。



この本では、「多動力」とは何か、また「多動力」を発揮するにはどうしたらいいのかがわかりやすく、かつ刺激的に書かれています。



① 三つの肩書きをもてばあなたの価値は1万倍になる



「天才!成功する人々の法則」という本でも紹介されていますが、人はある分野での努力が1万時間を超えると最初の才能に関係なくその分野で世界的なレベルに到達することができます。

1万時間とは1日6時間で約5年。

5年くらいの期間頑張れば、「100人に1人」の人材になることができます。


この最初の5年が終わった後にさらに別の分野で5年、そのまた後に5年と費やしていくと…


「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=「100万人に1人」


という超レアな人材になることができるのです。

この時、より遠いジャンル同士でかけ合わせれば希少性はさらに高まります。

希少性が高まればおのずと面白い仕事が舞い込んでくるようになるでしょう。


業界のタテの壁が溶けてしまえば、たったひとつの肩書きだけでは通用しなくなってしまいます。

全てが1万時間とはいかずとも、いくつもの肩書を持つということはこれからの社会で重要になってくるポイントです。



② 世の中には2種類の人間がいる。それは、「原液」を作る者と「原液」を薄める者だ。



堀江さんを筆頭に、たった1人で驚くほどの量の仕事をこなしていると感じる人がいます。

これについてこの本では、カルピスの「原液」を例に説明しています。


一昔前のカルピスは「原液」を氷水で薄めてコップ何杯分も作っていましたが、これは働き方にも応用できます。


「原液」となる考えや主張を生み出すことができれば、自分が働かずとも自分の分身(「原液」を薄める者)がその「原液」を薄めどんどん広めていってくれます。


これは特に堀江さんとテレビの関係に当てはまります。


堀江さん自身は以前に比べてテレビへの出演は減っているそうなのですが、視聴者側からするといまだによくテレビに出演しているような印象があります。

これは、堀江さんという「原液」をテレビが薄めて勝手に広めてくれているからそのような印象になるのです。


こうなれば、自分一人では到底作れないような影響力を持つことができるようになります。



しかしこの「原液」、ただ闇雲に働いているだけでは生み出すことができるようにはなりません。


しっかりとした「原液」を作るためには、教養(時代が変化しても変わらない本質)が必要なのです。


幹となる「教養」を身につければ、枝葉となる様々な事象は全て理解できるようになり、「原液」となりうる考えや主張を生み出すことができるようになるのです。



③ 小利口はバカに勝てない



先ほどは人間を“「原液」を作る者と「原液」を薄める者”の2種類に分けましたが、今度はまた違います。


「人についていく小利口」と「真っ先に手を挙げるバカ」


この2種類です。


目の前にチャンスが転がってきたときにそれをモノにできるのはあれこれ考えてすぐには行動できない小利口ではなく、何も考えずとにかくすぐ手を挙げるバカの方なのです。


小利口が癖になってしまうと常に一歩遅れてしまい、タイミングを逸してしまうことにつながります。


その点、ここで言うバカは強いです。

もちろんリスクもありますが、そのリスク以上にすぐ行動することのメリットを得られることが多いのです。


これは「ファースト・ペンギン」という話に似ています。

食料を求めてどのペンギンよりも真っ先に海に飛び込むペンギンは、もちろん未知の海に飛び込むのですから天敵などのリスクも一番大きいのですが、食料となる魚も一番多く取ることができます。

セカンド・ペンギン以降の後から飛び込むペンギンたちは、先のペンギンで様子見をしてリスクは減っていますが食料の魚も先に取られてしまいます。


リスクと成果を天秤にかけるような話になってしまいましたが、組織で働いている場合はまた少し違います。

バカが真っ先に手を挙げて被るリスクも、同じチームにいる他の小利口がフォローしてくれるのです。


このように真っ先に手を挙げるバカがある程度いるだけで、その組織は輝きを増すのです。


そしてまた、考えるより先に手を挙げるクレイジーな発想から、爆発的に面白い仕事が始まるのです。




まとめ




堀江さんは他の多くの著書でもそうですが、とにかく「自分の時間」を取り戻し自分がワクワクすることで毎日を満たすことを最重要視しています。


そのために必要なのが「多動力」。

また「多動力」とは、時代の変化に対応した働き方としても重要な考え方です。


この本では多くの重要なポイントを押さえ簡潔に項目分けした形で書かれているのでとても読みやすく、またその多くが自分の心にグサグサ刺さってきます。


それら書かれていることを実践していくことで、僕たちの人生はさらに輝きを増すことでしょう。


本文の“おわりに”にも書かれているのですが、

「重要なことは Just do it. Just do it. ただ実践すること」



関連書籍記事
「なんでお店が儲からないのかを僕が解決する」堀江貴文著
「逆転の仕事論」堀江貴文著
「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文著
「99%の会社はいらない」堀江貴文著
「稼ぐが勝ち」堀江貴文著
「すべての教育は「洗脳」である」堀江 貴文著
「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」堀江 貴文著
「東大から刑務所へ」堀江 貴文 井川 意高 著
「マンガ版 「好き」を仕事にして生きる」堀江 貴文著

2017年4月20日木曜日

「「好き」を「お金」に変える心理学」メンタリストDaiGo著

今回の本はこちら。

 


●著者・・・メンタリストDaiGo著

●価格・・・1300円+税



皆さんは、自分の仕事が「好き」でしょうか。

もし好きでないのなら、仕事とは人生の時間の大部分を使うのですから、かなりの苦痛になると思います。


またそのような状況でもたとえお金さえ稼げていれば人は幸せなのかというと、どうやらそうでもないようです。


好きでも無い仕事でお金を稼いでも、その分ストレスもたまってしまい、ストレス解消にお金を使ってしまえば、再びお金を稼ぐために好きでもない仕事をしなくてはならないという負の連鎖に陥ってしまいます。


この負の連鎖は、お金の「稼ぎ方」は知っていても「使い方」を知らないというアンバランスな状態から生まれてしまいます。


そうならないために、また逆にどんどんお金を生み出しお金から自由になる生き方をするためにはある「無限ループ」を作ることが重要になります。


この「無限ループ」は

ステップ0:自分が「本当に好きなこと」を見つける

ステップ1:「好きなこと」を極めていく

ステップ2:「好きなこと」を収入に結び付けていくための工夫をする

ステップ3:「好きなこと」で得たお金を再投資する

という4段階から成り立っています。


今回の『「好き」を「お金」に変える心理学』には、この「無限ループ」を作るために必要なさまざまな考え方が書かれています。



① フロー状態に入って行ったことは、積み重なるうちにどんどん好きになっていく


フロー状態とは、「ある物事に取り組んでいる時に、完全にそのことにのめり込み、集中している状態」のことです。

我を忘れて没頭してしまった、というような時がフロー状態にあたります。


フロー状態に入れる作業とはつまり自分の「好きなこと」で、これを見つけることで「無限ループ」の第一段階に立つことができます。


フロー状態に入りやすい作業の条件はいくつかあるのですが、それの全てを満たしていなくとも工夫次第でフローに入ることができます。


またもちろん「好き」だからフローに入りやすいのですが、反対にフローに入るから「好き」になるという裏表の関係でもあるため、フローに入りやすいことを探すことから「無限ループ」のきっかけをつかむことも出来るのです。



② お金は使えばなくなりますが、知識や経験、スキルは、使えば使うほど鍛えられていきます


「無限ループ」の最終段階では、「好きなこと」で得たお金を再びその「好きなこと」に投資する必要があります。

こうすることでスキルが磨かれ、次にループを回すときはさらに多くのお金を稼ぐことができるようになるわけです。


しかしもし「好きなこと」「得意なこと」以外にお金を使ってしまうと、それはただの消費・浪費となりその金額分だけ失うことになってしまいます。


どんな使い方であれお金そのものは使えばもちろんなくなるのですが、自身の経験や体験、知識やスキルにお金を使うことで新たな力が蓄えられ、一生ものの財産になるのです。



③ 世の中にない仕事を作り出すことが無限ループを完成に近づかせる


「好きなこと」を仕事に結びつけようとするとどうしても「趣味のようなもので既存の仕事にはなかなか当てはまらない」と考えてしまうことがあるかもしれません。


しかしそれは自然なことで、むしろ自分の「好きなこと」をすぐに収入にできそうな「仕事」がそんなに都合よくあるわけがないのです。


ではどうすればいいのか。

それには、「今、世の中に存在している仕事だけが“仕事”ではない」ということが大きなヒントになります。


つまり、自分の「好きなこと」が収入につながるような仕事を自分で創ってしまえばいいのです。

著者のDaiGoさんもそうして自身の「メンタリスト」という地位を確立したことで自由な生き方を手に入れた方です。


自分で創り出した仕事のメリットは、競争相手がいないことです。

自分しかいないのですから当然価格競争には巻き込まれず、収入を増やしやすいのです。


このようにして「無限ループ」を完成させるためには、まず自分の「好きなこと」に関する能力を把握し、それをどのように活かせば他人の課題を解決する役に立つのかを考えることがカギとなります。



お金の「稼ぎ方」と「使い方」を知りバランスを整えることができれば、いずれお金は必要な時に必要なだけ入ってくる、いわば空気のような存在になります。

そのために「無限ループ」を構築し自由な生き方ができれば、より幸せに近づくことができるのです。


重要なのは「好きなこと」を見つけそれに投資していくこと。

無目的な貯金ばかりしていては、お金はただの紙切れにすぎません。

貯めるべきはお金ではなく努力なのです。


また自分の「好きなこと」を見つけるために考えることは、自分と向き合うこと。

“自分の人生”を生きるために、必要不可欠な作業なのだと思います。




関連書籍記事
「自分を操る超集中力」メンタリストDaiGo 著

2017年3月8日水曜日

「一流の時間の使い方」中谷 彰宏著

今回の本はこちら。

 

●書名・・・一流の時間の使い方62

●著者・・・中谷 彰宏著

●価格・・・1300円+税

 

この「一流の時間の使い方」は、いわゆる“一流”と呼ばれる人たちと“二流”と呼ばれる人たちの違いを「スピード」という観点から浮き彫りにし、一流の人たちは「時間」や「スピード」というものをどう捉え扱っているかということがわかるように書かれています。

 

1項目2~4ページほど、全部で62項目の時間の使い方や時間に対する一流の考え方が具体的に書いてあり、構成としても読んですぐ実践するのに適した形になっています。

 

この「一流の時間の使い方」はまず冒頭に「この本は、3人のために書きました」として読者のターゲットをはっきり書いています。

  1. 時間に追われる毎日から、余裕を持ちたい人。
  2. 時間を生み出して、好きなことをしたい人。
  3. テンポを速くして、一流の人になりたい人。

 

つまり著者としても、この本の内容を我々がただ読むだけでなく実践してそれぞれの生き方に影響を与えることをゴールにしているのです。

 

それらを心に留めて読めば、「時間」という観点を軸に一流の人たちの行動力の源を学ぶことができるでしょう。

 

 

① やる気とは、スピードだ

 

仕事や勉強など、人生で何をするにおいてもやる気とは重要な要素です。

しかし多くの人はやる気について勘違いをしていると著者の中谷さんは指摘しています。

 

若手とかだと「やる気はあります!」と元気の良い印象を与えることはできるかもしれませんが、本当はそれではやる気の表明にはなりません。

 

やる気が見えるようにするためには、とにかく一歩でも二歩でも速く行動することが重要です。

 

たとえば知ってはいるけど普段なかなかお会いしないような人に会ったとして

「何かあったら是非お願いしたいんです」

というより

「実はこういう企画を考えているんですけど」

という方が圧倒的にやる気を感じます。

 

そのためにはその人に会えるかもわからないのに普段からその企画を考えておかなければなりません。

それこそが大事なのです。

 

無駄になったら嫌だからと何かが決まってから動こうとする人は、それだけ出だしが遅くなります。

たとえ無駄になっても構わないからと先に先に準備しておくことで、やる気とは表に出てくるのです。

 

この本とは関係ありませんが、僕の好きな言葉で

「明日はなんとかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ましている」

というのを思い出しました。

 

気合や手土産では、やる気を表すことはできないのです。

 

② 一流の人にとって、ノルマは「これ以上やっちゃダメ」というものです。

 

僕はこの文章を読んだとき、天地がひっくり返るような感覚を覚えました。

 

二流の人にとって「ノルマ」という言葉は「ここまでやらなければいけないもの」という意味を持っています。

 

たとえば、月に30冊の本を読むことを目標にするとします。ノルマは30冊/1か月です。

これだと、たとえ初日に2冊読んだとしても目標まで28冊足りません。

 

こういう考え方では精神的にも追い詰められていきますしペースもなかなかつかめません。

 

こういう時は、目標(ノルマ)を1日ごとに分割します。

するとざっくり1か月30日だとして、1日に1冊読めば目標は達成できます。

ノルマは1日1冊です。

 

こう考えると、1日に2冊読んだ場合予定に対して自分が巻いている(予定よりも速いペースになっている)という感覚になるので余裕も生まれ、小さな達成感を得ることができます。

 

また、全体のペースを把握することでやりすぎも防ぐことができます。

いくら早くノルマを達成したいと思ったからと言って読書ばかりしていては他のことに支障をきたす恐れがあります。

 

このように「ノルマ」というものの捉え方を変えることで、物事への取り組み方そのものが変化していくのです。

 

 

③ 勉強や習いごとや仕事、なんでもいいから形になるまで10年単位の時間がかかることをやっている人は、時間の使い方がうまくなります。

 

どんな仕事も10年やって一人前、なんて言われますが、日常生活ではついつい目の前の仕事をこなすことにのみ集中してしまいがちです。

 

しかし、そもそも10年単位で時間をかけるつもりでやると、結果に大きな影響を与えることになります。

 

この違いは、長期的な視点に立っているかどうか、ということ。

 

どのようなことでも、長い期間続けようと思えばそこに様々な工夫も必要だし、作業を効率化していったりもするでしょう。

そうすることで結果的に時間の使い方が磨かれていき、また物事を持続する力もついてくるのです。

 

 

この「一流の時間の使い方」では、一貫して「スピード」の重要性が説かれています。

ですがそれはただ単に作業スピードを上げるということだけではなく、スピードを上げるための準備が重要ということでもあります。

一流の人も二流の人も同じ人間ですから、作業の速さというものはそれほどあげられません。ほとんどは準備の差でスピードが格段に変わります。

普段からどれだけ準備できているか。暇なときに何をしているかにかかっているのです。

 

また自分のスピードを上げるということは、同じ仕事に関わる他人の時間も尊重するということです。

この本ではそういった他人の時間を尊重する気持ちも随所で感じることができます。

 

自身の作業が遅いだけならいざ知らず、他人の時間も奪うようなことしていては到底一流になることはできません。

 

無意味な飲み会に誘ったりと直接時間を奪うことでなくとも、チームワークが大半になった昨今では自分の仕事が遅いだけで周りの人にも多大な迷惑をかけてしまうことがままあります。

 

そんな時、ただスピードを上げるだけで他人を尊重することにもなり評価も上がり、何より自分に余裕ができさらにスピードを上げる工夫ができるようになるのですから、やらない手はありません。

 

著者の中谷さんも書いていますが、本は目的ではなく手段です。

読むだけではなく、実践して初めて意味のあるものとなります。

 

具体的な方法がたくさん載っていますので、ぜひ自分の生活に活かしていきたいものです。

2017年2月16日木曜日

「逆転の仕事論」堀江 貴文著

今回の本はこちら。






●著者・・・堀江 貴文



ホリエモンこと堀江貴文さんの2015年の著書です。


この本は堀江さんの“誰もが「引き受け」てばかりで、自ら「作る」ことを軽視したり疎んじてきたツケが昨今の日本社会の閉塞感の遠因のひとつではないか”という問題提起からスタートします。


今や、長いあいだ日本のひとつの成功モデルだった「決まったレールの上を歩き、組織の中で懸命に働く」というスタイルは崩れつつあります。


そのなかで生き残るためには、これまでとは違った仕事のやり方、それこそ「逆転の仕事論」が必要となります。


この本は堀江さんの著書でありながら、堀江さんも驚くような「逆転の仕事論」を実践している8人の著名人による本でもあります。その8人とは、


・武田双雲…書道家

・佐渡島庸平…編集者、(株)コルク社長

・増田セバスチャン…アートディレクター

・田村淳…お笑いタレント

・HIKAKIN…ユーチューバー

・小田吉男…LiNK-UP(株)社長、インキュベーター、プロデューサー

・小橋賢児…映画監督、俳優、イベントプロデューサー

・岡田斗司夫…社会評論家、元FREEex主宰


このそうそうたるメンバーそれぞれが自分の仕事への考え方を示し、それに堀江さんも意見を述べている、といった感じでしょうか。


どなたにも力強い仕事論がありますが、今回はその中でもほんのいくつかだけご紹介したいと思います。



① 自分のフィールドならメジャーリーガーと闘える(増田セバスチャン)



増田セバスチャンさんは、原宿kawaii文化の第一人者で、きゃりーぱみゅぱみゅさんのミュージックビデオの美術を手掛けた方です。


増田さんは1995年、原宿に「6%DOKIDOKI」というアパレルショップを開きました。

最初は別のアルバイトで生活費を稼ぐほど経営は苦しかったそうですが、その後徐々に業績も上がり規模を拡大していきます。


そうして取引先の経営者の方と会う機会も増えたのですが、もともと舞台美術などある種の表現者としてスタートした増田さんとは違い相手はいうなれば“ビジネスのプロ”。

“儲けることに容赦がない”人たちで、増田さん自身はとてもそのやり方はできない。そういう人たちを相手にしては、ビジネスの世界でメジャーリーグには上がれないと思ったそうです。


しかしそれで終わりではなく、だからこそクリエイションという増田さん自身のフィールドでなら、そういうメジャーリーガーたちとも対等に渡り合えるんじゃないかという結論に達したそうです。


結果、「6%DOKIDOKI」は規模を縮小し経営としては後退となりましたが、そのタイミングで海外進出も決まったとのことなので、やはり対等に戦えるフィールドで真価を発揮できたのではないでしょうか。



② 決めたことを愚直にやり続ける。これは信頼を高めることと、その他大勢から突破するための必要条件(HIKAKIN)



HIKAKINさんは動画投稿サイトのYoutubeで、ヒューマンビートボックス(自分の口など身体のみを使ってパーカッションなどの音を再現し曲を奏でること)の動画を数々投稿し一躍有名になり、今や日本におけるユーチューバー(Youtube動画の広告収入などで生計を立てている人)の代名詞とも言えるような存在の人です。


HIKAKINさんは楽曲の再現の他、ゲーム実況、HIKAKINBlog、HikakinTVなど多くのチャンネルを運営し今も動画を投稿し続けています。

しかもその頻度は、毎日。


普通の人なら毎日やることでも時にはつい「忙しい」とか「今日は時間がない」という理由を付けてサボってしまうこともあるかもしれません。


しかしそういって決めたルールを守らない人は、いずれ成長が止まってしまいます。


大変でも続ける。それこそがどんなジャンルでも腕を磨く礎となります。


それに自分で言ったことをしっかり守るという安心感が観てくれる人に生まれれば、結果としてたくさんの人から信頼されることにつながります。


ちなみに毎日更新しているHikakinTVは、なんと更新時間も決めているそうです。

一日ひとつ、必ず新しいコンテンツを投稿する。これはかなりの重労働ですが、それを愚直に続けるからこそ、HIKAKINさんは多くの人に人気なのでしょう。



③ 「仕事を作る」ことは、あまり困難ではない。実にシンプルなのだ。(堀江貴文)



これは著者である堀江さんの言葉です。


この「逆転の仕事論」に登場する8人は、様々な障害があったであろう道のりでも心が折れることもなく第一線で活躍し続けています。

なぜならそれは、彼らが「仕事を作る人」だから。


堀江さんいわく「仕事を作る」とは、“多くの情報を浴び、自分だけの思考力を養い、リスクを取って、楽しいことのために自ら作ったレールを歩く”こと。


8人はいずれもそれぞれの方法でこれを実践し、自分の楽しいと感じるものを明確に理解し、目標の実現のためにやり続けたからこそ「逆転の仕事論」を手に入れたのです。



就職した会社で与えられた仕事に励み、定年を迎える。

そんなかつての「成功モデル」はもうすぐ溶けてしまうと堀江さんは警鐘を鳴らしています。


「逆転の仕事論」に登場した8人は最初はいずれも異端児とされてきましたが、これまでの「成功モデル」が溶けつつある中で徐々にビジネスシーンの中心になろうとしています。


しかし本人たちは意識してそうしているわけではありません。

これは堀江さんの他の著書でもたびたび出てきますが、“仕事=遊び”。


仕事とはただシンプルに、自分の心からやりたいことをやるためにあるのです。



関連書籍記事
「なんでお店が儲からないのかを僕が解決する」堀江貴文著
「多動力」堀江貴文著
「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文著
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「稼ぐが勝ち」堀江貴文著
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「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」堀江 貴文著
「東大から刑務所へ」堀江 貴文 井川 意高 著
「マンガ版 「好き」を仕事にして生きる」堀江 貴文著

2016年12月24日土曜日

「必ず結果につながる「思考の習慣」」鳥原 隆志著

今回の本はこちら。

 


●著者・・・鳥原 隆志著

●価格・・・1500円+税

 

この本はインバスケット思考法の第一人者である鳥原隆志さんが、エリートと呼ばれる人たちの思考法の共通点を「思考の習慣」としてまとめられた本です。

 

インバスケット思考法とは一種のビジネスシミュレーションゲームで、ある人がいろいろな状況のなかでどのような行動や考え方をするのか観察しその習慣を分析するツールです。

鳥原さんはこのインバスケット思考法を使い多くの企業で研修などを行って対象の人の習慣が「成果の出やすい習慣」なのか「成果の出にくい習慣」なのかを観察しています。

 

「できる人」や「エリート」と言われる人とはどんな人たちでしょうか?

 

「できる人」たちは成果をあげます。

ですがただ成果をあげるのではなく、成果を“あげ続け”ます。

 

そして成果をあげ続けるためには、あげ続けるための習慣が必要です。

「できる人」というのは、この成果をあげ続ける行動をごく自然に、それこそ習慣として行っているのです。

 

この本ではそのような「成果をあげ続けるための習慣」を、ある若者が成長していくというストーリー形式で紹介しています。

 

① 「計画する時間を確保する」その日のたった数%でもその時間を取るだけで、成果は見違えるようになる

 

あなたは一日の仕事を始める際、どのように始められるでしょうか?

 

始業時間には自分のデスクに着き、その日の仕事にとりかかる…

確かに始業時間には間に合っているのですが、これでは最初から全力を出すことはできません。

では単純に早く仕事を始めればいいのかというと、それはただの早出残業であり根本的な解決にはなっていません。

 

始業の時は、その時点から自身の最大のパフォーマンスを出せるようにしなければなりません。

そして最大のパフォーマンスをあげるためには「計画」「イメージ」「準備」などの行動が重要です。

 

学校などの試験も一問目から順番にやるのではなく問題全体に目を通して確実に点を取れる問題から片付けた方が効率よく得点できるように、実際の仕事でもただ闇雲に案件を処理するのではなく、計画を立て優先順位を決めてから取り掛かることで効率も上がり成果も出やすくなるのです。

 

② カフェで今日の出来事を振り返り、自省したり、モチベーションを保つ方法を考えることで、経験を知識に変えて、自らをさらに向上させることができる

 

日々の業務に追われ気持ちとしては休む間もなく走り続けている。そういう人も多いと思います。

しかしただがむしゃらに働くだけでは、今よりも効率よく成果をあげられるようにはなりません。

 

そういう人にはカフェなどの「サードプレイス」と呼ばれる場所で思索に耽ることをお勧めします。

「サードプレイス」とは「自宅でも会社でもなく一人で落ち着いて考えられる場所」のことで、カフェでなくてもいいですし、一人で自分を振り返ることができるのであれば自宅でも会社でも問題ありません。

 

重要なのはいったん忙しい業務などの日常から離れて、時間を取って自問自答する習慣です。

これは自分を客観視し直す機会であり、いつもはただもやもやしたまま放置している感情を制御したり深く考え結論付けることで自らをコントロールできるようにします。

 

その中で自分のモチベーションを保ったり、行動を改善する方法を考えることでさらに成果をあげられるようにします。

 

③ 学んだことを現場で実践する

 

本を読んだり、セミナーに行ったり、研修を受けたり。

様々な方法で新たな知識やスキルを学んでも、それで満足してしまっては意味がありません。

頭で理解していても、実践できるかどうかは別の問題なのです。

 

様々な形でインプットした内容は実践しアウトプットすることで本当の自分の力となり、真に使える知識や技法として身に付いていきます。

 

見た目上のゴール(昇格や合格など)のある研修や試験勉強も同様で、勉強した後にその知識を実践で使って初めて意味のあるものとなるのです。

 

 

ひとつひとつの習慣は「こんなの当たり前」と思うようなものばかりなのですが、その当たり前ができている人は決して多くはありません。

そしてこの「当たり前」が本当に当たり前になったときに、成果の出る行動が「習慣」になったと言えるのです。

 

この本には他にもたくさんの良い習慣が書かれています。

すぐに全部を身に付けるのは難しいですが、ひとつひとつは誰にでもできる些細なこと。

少しずつでも、「成果の出続ける習慣」を身に付けていきたいものです。