●書名・・・効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術
●著者・・・ヨス
どんな作業でも「もっと効率化できないか?」と考える
著者のヨスさんは「効率化の鬼」と言われるほど自他ともに認める効率化オタク。
そんなヨスさんが書いたこの「光速パソコン仕事術」ではパソコンでの作業を効率化できる様々な方法が書かれていますが、本当に重要なのはその考え方。
つまり普段行っているいろんな作業をあらためて見つめなおし、自分の頭で「これはもっと効率化できないだろうか?他にいい方法はないだろうか?と考え続けることです。
この本に書かれているそれぞれのテクニックをマネして取り入れるだけでももちろんかなりの時間短縮ができますが、考え方そのものを取り入れれば今後どんな作業でも効率化していくことが出来ます。
これはパソコンに限ったことではありませんが、普段の何気ない行動に疑問を持ち効率化する方法を探したり工夫する思考回路が、自分の生産性を飛躍的に向上させるのです。
効率化のために投資した時間は、あとで何倍にもなって返ってくる
考え方が大事だとは言ってもやはりこの本で紹介されているテクニックもそれぞれ効果的で魅力的です。
中には1秒単位での時間短縮をするものもありますが、
「そんな短時間短縮してどうするの?」
と思う人もいるでしょう。
しかしこの"1秒"が、大切なのです。
もし1日に10回行う作業を、1秒短縮することが出来たらどうなるでしょうか?
1日で10秒の短縮。
1ヶ月で5分(300秒)の短縮。
1年で1時間(3600秒)の短縮。
そしてこの1秒短縮をさらに10種類やったら?100種類やったら?
ここまでくれば効率化のために調べ物をしたり設定をすることに使った数分~数時間なんて簡単に回収できます。
しかも投資した時間を回収した後もずっと時間を生み出し続けてくれます。
この効率化によって生み出した時間をさらなる効率化に投資することによって、時間効率を雪だるま式に改善していくことができるのです。
王道のショートカットから単語登録、ブラウザの設定から情報共有まで様々
この「光速パソコン仕事術」には作業を効率化するための様々なテクニックが紹介されていますが、その多くは誰でも簡単にできるものばかりです。
単語登録やブラウザの設定など若干手間のかかるものもありますが、上記のようにその時間は今後パソコンを使っていくうえで簡単に回収できますしそもそも本の中で設定方法などが丁寧に説明されているので決して難しいものではありません。
実際僕もこの本を読み進めながらすぐできるものはどんどん実践しましたし、それ以外もチェックを入れておいて順次取り組んでいく予定です。
この記事を書くにあたっても、今まで使ったことのないショートカットキーを少しずつ使い始めてその効果を実感しています。
またこの「光速パソコン仕事術」では自分のパソコンでの効率を上げる方法だけでなく、チームで働く際に効果を発揮する"情報共有"を効率化する方法も多数載っています。
具体的にはクラウドを利用したEvernoteなどでの情報の共有、Googleが提供するGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどです。
これらは他の人との情報共有が簡単なため相手とのやり取りでもかなり時間を短縮できますし、ネット環境があればどの端末でも作業ができることから「作業に使うパソコンが壊れた!どうにもできない!」という事態になるリスクを軽減することにもつながります。
まとめ
ヨスさん自身が"効率化の鬼"と呼ばれるだけあってこの「光速パソコン仕事術」には自分で調べたらかなりの時間がかかりそうなテクニックが多数載っています。
その調べる時間を短縮できるだけでもこの本の効果はかなり大きいのですが、それ以上に大切なのはやはり実践を通して"自分の頭で「もっと効率化できないか?」と考える癖をつけること"です。
この考え方の癖さえつけば、今後はどんな作業でも自分でどんどん効率化することが出来ます。
作業を効率化して時間を生み出し、その時間で人生の質を高める。
この本はその一歩を踏み出すための、大きな助けになってくれるでしょう。
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